東北行 Vol.14
ここは忘れてはならない、2011年3月11日、未曾有の大災害を引き起こした「東日本大震災」の実際の被災現場です。
ご覧のようにあたり一面、何もないです。震災当初は瓦礫の山だったそうです。画面の左後方にNTTの建物がありますが、NTTの庁舎って、基礎が半端じゃないんです。なので、震災に遭ってもびくともしませんでしたが、窓とかは全部破壊されたようです。
また、右の方に見えるのが、ある会社のビルだそうで、社長さんは、屋上の突き出た箇所につかまっててかろうじて助かったそうです。見えるかどうかわかりませんが、青い色を塗った線があるのですが、当日はその線まで水(濁流)が来たそうです。ちなみにその社長さんのご家族は、近くの避難場所にちゃんと避難してたんですが、その避難所自体が建物ごと流されてしまって、亡くなられたそうです。市の再開発構想では、くだんの建物を取り壊したいとの意向だそうですが、その社長さん曰く「私財を投げ打ってでも、残してほしい。絶対に忘れてはいけない。この事実を後世まで伝えたい」と陸前高田市に掛け合っておられるそうです。
2013年04月19日 00:00