東北行 Vol.21
漁業支援をさせていただきました。
「めかぶ」の整理をしています。宗道臣塾第2期生、橋本さんです。
後ろは、埼玉入間道院の女性拳士の同僚の「ミポリン」です。
そのうち、感化されて入門してくれたらうれしいですね。
ワカメを90度のお湯で数分湯がいて即、冷水(海水)でシメて、引き上げて塩漬けするんですが、作業中は、話もせずただ黙々と作業しました。これは、作業が済んでからの写真です。手に持った二股の木でもって水槽内のワカメを上手に掬って袋詰めしました。結構な量をしましたが、漁師さん曰く、明日が出荷日で午後からその作業があるので今日はこれで終わるけど、普段はこの量の倍以上は収穫するんですよと言われ、びっくりでした。
ほとんどの家庭が家内工業(マニファクチャー)で、どこも後継者がいなくなってきてて、結構厳しいんですよとは、おにぎりやリンゴを差し入れていただいた奥さまのお話でした。
私たちのやったことといったら、ほんの数時間の短い時間、ちょこっとお手伝いさせていただいただけです。
でも、本当に皆さんに喜んでいただき、心洗われました。
タメケン曰く、「ワカメがこんな大変な作業を経てできてるのがわかり、これからは大事に食べさせていただきます」。私も含めて、ホント本音です。
漁師さんは、これだけ一杯作って、買い上げ価格はほんのちょっとなんだよね。仲買人がああだこうだと注文つけて安く買い叩いて大量に持って帰るんですよとおっしゃってました。どの産業も末端から言えば間に人の手が入ることによってどんどん値が上がっていく様は一緒なんだなと改めて思いました。
2013年04月20日 00:00